放水口放射線モニタの周りには、コンクリートや空気などに含まれる自然の放射性物質からの放射線や宇宙からの放射線、海水および雨水中に含まれる自然の放射性物質からの放射線といった自然放射線が存在します。

放水口放射線モニタは、自然放射線の影響を少なくするために、鉛などで遮へいをおこない、低いレベルの放射線まで測定できるようにしていますが、完全に自然放射線の影響をゼロにすることができません。ですから、発電所からの放射性物質の放出がなくても放水口放射線モニタの値は、ゼロになりません。